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Ultra 265 & U-code 2.0
2019.06.29

ADSLから 4G、抵抗被膜型タッチスクリーンからOLEDまで、電子製品はますます高精細化しています。D1解像度から始まったビデオ監視製品は、現在25倍の4Kに達しました。しかしながら、高解像度ビデオによるストレージ容量と帯域幅に対するニーズの高まりにもかかわらず開発速度は翳りをみせています。

4Kカメラを例に取ってみると、一般的な業界標準のH.264のビットレートは8Mbpsです。したがって、24時間365日のビデオ監視には、591GBのストレージ容量が必要です。これはPCのハードディスクの記憶容量よりはるかに上回っています。一方、カメラでライブビューストリームとストレージストリームコンピューティングの両方をサポートするには20Mbps以上の帯域幅を必要とします。これは世界の平均的ワイヤースピードよりもはるかに速く、また世界最速のワイヤースピードを誇る韓国よりもやや遅い速度です。

HD監視の必要性とそれに対応するストレージや帯域幅のコストのバランスを取り、H.264からH.265への移行と歩調を合わせるため、Univiewでは、HEVCコーディング規格を探るべく多大な努力を払い、ついに特許コーディング技術U-Codeを開発しました。U-CodeとH.265を組み合わせたUltra 265は当社独自の技術です。Ultra 265は、最大95%のストレージスペースと75%のストレージコストを低減できるエンドツーエンドのソリューションであり、ユーザーに多大な利便性をもたらします。ここで注意すべきことは、U-Codeは、最近U-Code 2.0に更新され、以前よりもパワフルでインテリジェンスになった点です。

Ultra 265-単なる深圧縮以上のテクノロジー

見境いなく解像度とフレームレートを犠牲にしてストレージコストを削減する従来のビデオコンプレッションテクノロジーとは異なり、U-Code 2.0では、各フレームの動きを検出するために「IRP」(知的領域認識)を使用しています。したがって、芝生や白い壁など、比較的動きの少ない領域は、ストレージスペースを節約するために圧縮の対象となりますが、興味のある情報を含む場面は圧縮されずにそのまま保持することができます。

帯域幅を減少するため、U-Code 2.0ではダイナミックGOP(画像グループ)技法を採用しています。これにより、画像変化の傾向を分析してGOPの重要なIフレーム間の時間間隔を動的に調整することができます。すなわち、監視画像が静止画像の様相を帯びてくると、GOPが長くなり、動きが激しくなるとGOPが短くなることを意味します。さらに、NVRが高精度フレーム検索とクイック再生を実行できるように、重要な情報を含むキーフレームがメディア内に存在することを確認するV.I(仮想Iフレーム)が使用されます。

さらに、U-Code 2.0では、ビデオコンテンツの種類に応じたフレームレート制御もサポートしています。当社ではこれをダイナミックフレームレートと呼んでいます。ダイナミックフレームレートを使用して、自動的に、動く物体が多い場合は高フレームレート監視を維持し、動く物体が少ない場合はフレームレートを低下させています。複雑な監視画像で細部が失われることがなく、簡素な監視状況ではストレージ容量が無駄にならずに済みます。

さらに、U-Code 2.0はあらゆるストリームに適用できるため、複数の場面で使用される場合に帯域幅を減らすことができます。U-Code 2.0とH.265を組み合わせることで、Ultra 265は最大95%まで帯域幅とストレージスペースを節約できます。


H.264とUltra 265の比較

Ultra 265 - 顧客に大きなメリットをもたらす

同じ設定条件下で同一ビデオ録画を保存する際に、H.264で4台のハードディスクを必要とする場合、Ultra 265では1台のハードディスクしか必要としません。すなわち、75%のストレージコストを節約できることになります。Ultra 265のストレージコストと設置コストの両方でメリットを得ることができます。

さらに、Ultra 265では、H.265での画質向上を維持したまま、コードの圧縮によって画像の歪みを大幅に軽減し、画像のぼけ、尾引き現象、ストロークエッジの荒れを最適化し、VCAの精度を向上させます。上記の改善点に加え、Ultra 265はHD解像度のボトルネックも解消します。このため、現在の帯域幅とストレージ構成のままで、4Kなどの超高精細監視製品を最大限に活用することができるのです。Ultra 265は、超高精細時代に突入する上で最良の選択肢です。

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